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菊田神社の参道で「久々田の市」初開催 参拝客らでにぎわい、スケッチ会も

境内にはさまざまな店が並び、多くの人でにぎわった

境内にはさまざまな店が並び、多くの人でにぎわった

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 菊田神社(習志野市津田沼3)で6月1日、「久々田(くぐた)の市」が初開催された。

写真左から、主催したペンネン・ネネムの相川宙士さんとマリコさん夫婦、ユニテの土田慶子さんと誠さん夫婦

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 京成津田沼駅前の「ワイがや通り商店街」にあるカフェ&バー「Pennen nenemU(ペンネン・ネネム)」(津田沼5)と、雑貨のセレクトショップ「unite(ユニテ)」(津田沼4)によるユニット「nenemUnite」が主催した同イベント。「nenemUnite」の読み方は自由だという。

 参道には喫茶や雑貨、野菜、花などの店が並んだほか、京成大久保の写真館「日々是好日(ひびこれこうじつ)」によるセルフ写真館、千葉工業大学のプロジェクト「ならしのみやげ」による手作りミニゲーム「ぴっくらぽん」、アーティストの熊谷香里さんによるライブペインティングやアートスケッチ会も行われた。

 菊田神社では同日より、疫病がはやりやすい夏前の6月に無病息災を祈願する「夏越(なごし)の祓(はらえ)」が始まった。茅(かや)で編んだ直径数メートルの茅(ち)の輪が設置され「茅の輪くぐり」をする参拝客や、6月の御朱印を求めて訪れた参拝客も多く、イベントと相まって幅広い世代でにぎわった。

 アートスケッチ会に小学生の息子と参加した船橋市在住の植竹加奈さんは「神社という清らかな場所で絵を描くことに集中するという、特別な時間を親子で過ごすことができた。あまり知らなかったこの街や神社のことを知るきっかけになるイベントで良かった」と話していた。

 主催したペンネン・ネネムの相川宙士さんは「もともと週末に菊田神社で茶屋を開いており、宮司に参道でイベントができないかと話を持ちかけたところ、『面白い』と言っていただき開催に至った。津田沼という地名の由来『鷺沼』『谷津』『久々田』の中で、地名として残ることのなかった『久々田』をイベント名に使い、ここで新しく楽しいことを始めたいという思いを込めた」と話す。

 同じく主催したユニテの土田慶子さんは「地域を盛り上げるために、まずは身近なところで仲間とやってみようと始めた。当日は長く滞在してくれた方が多く、またやってほしいという声も。イベントに訪れることで近所に知り合いが増えれば、子どもも大人も安心して暮らせる一歩になるのでは」と期待を込める。

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