習志野の阿武松部屋(習志野市鷺沼5)の阿武剋関が初場所へ向けて抱負を述べた。
モンゴル出身の阿武剋関は2000(平成12)年5月5日生まれで、本名はバトジャルガル・チョイジルスレンさん。モンゴルの相撲コンテストで日本へ留学枠を獲得し、神奈川県小田原市の相撲部に入部。卒業後は日本体育大学へ進学した。2022年11月の全国学生選手権で優勝し学生横綱に。一昨年の11月場所で初土俵は幕下15枚目格付け出し、昨年3月場所は西幕下2枚目で5勝2敗の成績を上げ、初土俵から3場所で新十両のスピード入幕。その後、9月場所で前頭14枚目で幕内デビューし、11月の九州場所では9勝6敗の成績で幕内昇進後初の勝ち越しを果たした。
今年の抱負について、阿武剋関は「今年の目標は、毎日全力で稽古して、幕内優勝すること。幕内昇進後最初は負け越したが、意識を変えず毎日稽古に励んだ結果、勝ち越しにつながった。今年の課題としては、早く立って早く攻め、自分の形に持っていくまでの時間をなるべく短くしたい。早く攻めた方が、絶対有利だと思うので」と話し、「そのための体重は足りているので、筋力を増やして力をつけたい。立ち合いで力比べになれば、力がある方が有利。そこに速さや姿勢の低さを加えていきたい。」と意気込みを見せる。
昨年12月に引退し、長年幕内で活躍した同部屋の元小結・阿武咲さんについては「入ってきた頃からずっと良くしてもらった。いろいろアドバイスをもらい、たくさん稽古をつけてもらった。 本当に良くしてもらったので、この後の人生に向けて頑張ってほしい。成功してほしい」とエールを送る。
「習志野市の皆さんに喜んでもらえるような相撲取り続けるので、応援よろしくお願いします」と呼びかける。
初場所は1月12日から。