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勇磨関、けが乗り越え新十両に 阿武松親方「先輩を追い抜く気持ちで」

十両昇進を決めた勇磨関。阿武松部屋の前で

十両昇進を決めた勇磨関。阿武松部屋の前で

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 7月に行われる大相撲名古屋場所の番付が5月31日に発表され、阿武松(おうのまつ)部屋(習志野市鷺沼5)の力士、勇磨関(24)の新十両昇進が決まった。

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 勇磨関は大阪府枚方市出身で、中学卒業後に阿武松部屋に入門。十両昇進の機会はあったものの、けがもあり昇進は見送られていたが、東幕下五枚目でスタートした今年の五月場所で5勝2敗の成績を収め、十両昇進が決定した。

 十両昇進について、勇磨関は「何度も挑戦しては、けがもあって昇進できなかったが、今場所は『まずはしっかり勝ち越そう。一番一番、集中しよう』という気持ちで取り組んだ。十両昇進が決まったと聞いて、正直ほっとした」と話す。

 今後の目標について、「まずは勝ち越し。気持ちはいつでも青グローブなので、挑戦する気持ちを忘れずに、自分のできることをやるだけ。しっかりと100%の力を出しきれれば勝てるような稽古をしてきている。土俵で勝つことで9年間応援してくれた方、育ててくれた方に恩返していくので、一所懸命、毎日稽古を頑張りたい」と意気込みを見せる。

 阿武松親方は「勇磨は自分が現役の時に部屋に入門した時からの付き合い。兄弟子として、3年前に部屋を継いでからは親方としてずっと見てきた。実力は、もっと早く十両になってもおかしくなかったが、けがで自分の相撲が取れず時間がかかってしまった。最近は体重も増え、対戦相手へ圧力が伝わるようになった。今回昇進が決まって率直にこみ上げるものがある。本当にうれしい。ただ、ここからが始まり。運動神経もいいので、もっと上に行ける。やれることをしっかりやって、先輩の幕内力士阿武咲(おうのしょう)を追い抜く気持ちで頑張ってほしい」とエールを送る。

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