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津田沼「くまざわ書店」が閉店 26年の歴史に幕

営業最終日の「くまざわ書店津田沼店」

営業最終日の「くまざわ書店津田沼店」

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 津田沼駅南口前の「くまざわ書店津田沼店」(習志野市津田沼1)が2月2日で営業を終え、約26年の歴史に幕を閉じた。

くまざわ書店津田沼店の閉店を知らせる貼り紙

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 同店は1998(平成10)年、JR津田沼駅直結のホテルメッツ津田沼内にオープン。4階に新刊や雑誌、コミック、文庫を、5階にはビジネス書や実用書、参考書、児童書などをそろえていた。津田沼の大学や予備校に通う学生が買い物をするとポイントカードが倍になるサービスを行うなど、利用者に向けたサービスにも力を入れていたが、「諸般の事情」で閉店を決めた。昨年12月16日に公式Xで閉店の案内を投稿すると、閉店を惜しむコメントが寄せられていた。

 最終日は最後の買い物をする人でにぎわい、21時の閉店間際まで本を購入する利用客の姿が見られた。シャッターが閉まると、名残惜しそうに写真を撮る人の姿もあった。

 営業最終日に訪れた習志野市在住の女性は「閉店すると知って寂しくなり、足を運んだ。駅から近くて品ぞろえも豊富だったので、学生時代から参考書を買ったり、流行の本を探したりと、度々利用していた。最近では子どもの本を買うことが多く、くまざわ書店での買い物を通して、自分の成長とともに選ぶ本が変わってきたことを実感できた。2018(平成30)年に閉店した昭和堂といい、思い出の書店がなくなるのは悲しい」と話していた。

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