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日大生産工学部の学生が「尼崎のものづくりコンペ」に挑戦 企業と共創

(左から)高橋マナブさん、佐藤瑞季さん、山本奈実さん、藤岡咲衣さん、小林芽生さん

(左から)高橋マナブさん、佐藤瑞季さん、山本奈実さん、藤岡咲衣さん、小林芽生さん

 日本大学生産工学部(習志野市泉町1)創生デザイン学科の学生が現在、東京のデザイン会社「マナブデザイン」(東京都中央区)と共同で「AMAGASAKI DESIGN COMPETITION 2026」のコンペに参加するため製品の企画を進めている。

小林さんの指導を受けてコンペの企画書を作る日大生産工学部創生デザイン学科の学生

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 同コンペは、兵庫県尼崎市のものづくり中小企業と共に新たなプロダクトを開発するクリエーターを選出する「あまがさきものづくりチャレンジ事業」の一環。

 同大卒業生でもあるマナブデザインの小林芽生さんは「大学の授業ではターゲットを自分の都合のいいように設定できてしまうが、今回は実際の製造業の方から直接話を聞き、相手が求めていることや課題を解決するのがデザイナーの仕事だと学んでほしい」と参加の経緯を語る。

 同大学で非常勤講師も務める同社の高橋マナブ社長は「実際に世の中にアウトプットするコンペに出すことはハードルが高いが、大企業では経験できないリアルなものづくりをこの実習期間中につかんでほしい」と期待を込める。

 実習に参加している創生デザイン学科3年の学生3人も、それぞれの企業が持つ技術や課題と向き合っている。藤岡咲衣さんは、20ミクロンの隙間で空気がゆっくり抜けるという精密加工技術に着目。「この技術を応用して、ゆっくりと沈み込む優雅なインテリアを作りたい。ユーザーに企業の技術や考えが伝わる製品になれば」と意気込む。

 同3年の佐藤瑞季さんは「企業から年間100トン出るというステンレスの端材と、表面をピカピカに磨き上げる技術を活用したアイデアを考案中。工場に対する3K(スリーケー)のイメージを払拭できるコンテンツを提案したい。普段は縁の下の力持ちとして支えてくれる人たちの技術が、日の目を浴びるプロダクトになれば」と話す。

 同じく企業の端材活用に取り組む同3年の山本奈実さんは、「普段の授業では自分が良いと思うものを作って終わりになりがちだが、実習では自分の案の課題に気付ける機会が多い」と振り返る。山本さんは、普段使いとオブジェと両方使える製品を考案。「このコンペを通して実際のユーザーのことを考えて作るという考え方をしっかり学びたい」と意気込みを見せる。

 今後2回にわたる選考を経て選出された学生が各企業との共同開発に着手。約6カ月間の試作期間を経て、来年3月に開催される成果報告会で開発成果を発表する。

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