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「広報習志野」などを視覚障がい者向けに音訳 選挙に向けて伝える準備も

広報紙の録音風景

広報紙の録音風景

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 習志野市の広報紙を音声で伝える活動をしている「愛朗会」(社会福祉協議会内)が2月25日、「広報習志野3月1日号」を音訳し編集作業を行った。

書籍などを音声化したCDを保管して、視覚障がい者に貸し出している

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 今回の広報誌の内容は、4月に行われる第20回統一地方選挙や引っ越しシーズンの住所変更手続きについてなど。選挙公報についても音声で伝える準備を始めている。

 1975(昭和50)年に市福祉事務所保護課職員によって「声の広報」が作られ、翌年3月にボランティアを募り「愛朗会」が発足した。視覚障がい者へ向けた市の情報を音声で届ける活動を行い、主に月2回発行される同市の「広報紙」、「福祉のしおり」「企業局広報紙」障がい福祉課から依頼されるもの、選挙公報や小説、エッセー、リクエストの多い書籍を「間違いなく、分かりやすく、聞き取りやすい声」で読んだものをCDにして届けている。読み手となる会員は20人。

 会長の鳥居さつきさんと副会長の白井とも枝さんは「現在は視覚障がいの1、2級を持っている人が対象。今後は市のホームページにも『声の広報』を載せて、高齢者や文字を読むのが苦手な人にも届けていけたら」と話す。

 「声の広報」は広報紙の発行日に合わせて発送する。

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