小学生を対象としたペットボトルロケットの工作体験が7月30日、習志野の袖ヶ浦公民館(習志野市袖ヶ浦2)で開催された。主催はNPO法人「ならしの子ども劇場」。
「育て合い、育ち合い、文化と遊びを創造する広場」を理念に掲げ、「生の舞台鑑賞や、さまざまな体験活動、大人のための講演会・学習会を通じて、子どもも大人も共に成長できる場所」を提供している同団体。
今回の企画を担当した理事長の高岡さんは「ペットボトルロケットの企画は昨年に続き2回目。昨年は、定員20人のところキャンセル待ちが出るほど好評だった。今年は定員を25人に増やして企画した」と振り返る。「子どもたちは『夏休みだし、ペットボトルロケット作ってみたい』という気持ち、一方で保護者は『子どもがそう言うなら参加させたい』という気持ちが相まって好評を得ているのでは」とも。今回も定員の25人が参加した。子どもたちへ工作を指導したスタッフの中には大学生も。「昔、自分も世話になったので、恩返しのつもりで参加している」と話す。
約40分でペットボトルロケットが完成し、参加者は作ったロケットに名前を書いたり、色を塗ったりして、オリジナルのペットボトルロケットに仕上げた。中には、遠くに飛ぶようにと羽根を他より多く付けるなど、個性や工夫の跡が見られた。工作では「ならしの子ども劇場」オリジナルの発射台も作った。
参加者とスタッフ全員で、工作で作ったペットボトルロケットを飛ばすと、10メートル以上も飛ぶロケットがあった。
今後の体験活動について、高岡理事長は「まだ未定だが、もう一度、コロナ禍以前に開催した流しそうめんのイベントもやってみたい」と話す。