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習志野「むぎのいえ」のクラフトビール、ビールコンクールで銀・銅受賞

メダルと賞状を持つ今井さん(前列左)と三堀さん(前列中央)、客とスタッフ

メダルと賞状を持つ今井さん(前列左)と三堀さん(前列中央)、客とスタッフ

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 ビール工場を併設したブルワリーパブ「ならしのクラフトビール むぎのいえ」(習志野市谷津4)で10月4日、「ザ・インターナショナル・ビア・カップ 2023」(以下IBC)の結果発表会が開催された。同店は2部門で銀・銅を受賞したほか、千葉大学と共同制作したビールも銀を受賞した。

受賞を知って盛り上がる店内

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 IBCは日本地ビール協会(兵庫県西宮市)が主催する国際的ビールの審査会で、「ワールド・ビア・カップ」(米)、「インターナショナル・ブルーイング・アワード」(英)などと並ぶ世界五大ビール審査会の一つ。今年は9月28日~30日に開催した。17カ国から296社1215銘柄のビールが参加し、78人(うち44人は海外から招待)が審査に当たった。

 同店は、オールドエール部門で店長の今井貴大さんこだわりのホップ「シムコ」を100%使った「むぎのくら」が3年連続となる銀メダルを、チリビール部門で唐辛子を使った「ソレーユサンバ」が銅メダルを、それぞれ受賞。ジャパニーズ・グリーンティー部門で千葉大学と共同開発したアメリカンスタイルのペールエールベースの緑茶ビール「風の通り道」が銀メダルを受賞した。

 金沢で行われた受賞式には同店パブマネジャーの三堀絢也(じゅんや)さんが出席したが、三堀さんは受賞結果を他言せず、店のスタッフも結果を確認せず、当日、常連客を招き受賞結果を発表。好成績の発表に店内から大きな歓声が上がった。

 受賞したビールについて、今井さんは「店としてベストを尽くしたので、もう少し受賞できるかと思っていたが甘くはなかった。ただ、一番受賞したかった『ソレーユサンバ』が受賞できてほっとしている。このビールのレシピは過去に在籍していたスタッフが作ったもので、それを元に三堀(さん)が醸造したもの。僕は関わっていないが、思い入れが人一倍強かった」と話す。

 「むぎのくら」については、「2年連続銀メダルだったので今年こそ金メダルを目指したが、『これでも取れないのか』が正直な気持ち。店に来る皆さんにも人気。店とお客さんで作り上げたビールなので、来年こそはこのビールで金メダルを取って喜びを分かち合いたい」と喜ぶ。「風の通り道」については、「試作のために新たに10リットルのビール製造用ドラム缶を作った。酒税法の都合上、税務署とかけ合い試作にこぎ着けるまでも一苦労だったので、銀メダルを取れてうれしい」と話す。

 「これからはIBCでの金メダルはもちろん、『ワールド・ビア・カップ』の金メダルも視野に入れて頑張っていきたい」と意気込みを見せる。

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