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旧習志野文化ホールで45年近く活躍したグランドピアノ4台、売却へ

旧習志野文化ホールで多くの著名人らに使われてきた「Steinway & Sons」(手前)と「YAMAHA」(奥)の白いグランドピアノ

旧習志野文化ホールで多くの著名人らに使われてきた「Steinway & Sons」(手前)と「YAMAHA」(奥)の白いグランドピアノ

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 旧習志野文化ホール(習志野市谷津1)で使われていたピアノ4台が現在、売りに出される。

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 1978(昭和53)年に開館し、2023年3月末より建て替えに向けて長期休館中の同施設。同施設を含めた周辺エリアの再開発が計画されており、新施設の竣工予定は2031年。新施設ができ上がるまでグランドピアノ4台を保管する温度湿度管理可能なスペースの確保が難しかったことと、専門家から買い替えを要望されていたことから売却の決断に至ったという。

 グランドピアノは開館以来、中村紘子さんや辻井伸行さん、藤田真央さんなど歴代のピアニストたちが演奏してきた。習志野市教育委員会社会教育課の担当者は「思い出深いピアノだが、コンサートピアノとしての運用が年々難しくなってきたことも課題にあった。売却については、市外からも問い合わせを頂いている。新施設ではピアノを新調する予定のため、その財源として活用したい。習志野で45年以上愛されてきたピアノなので、大事に使っていただける方に引き継ぎたい」と話す。

 売却するグランドピアノ4台には、それぞれ入札最低売却価格を設けている。Steinway & Sons D274=500万円と550万円、YAMAHA CFIII=300万円、同CSII=40万円。入札に参加したい場合、7月29日までに規定の応募書類を習志野市役所へ郵送(書留または簡易書留)する。7月31日と8月1日には、入札希望者向けに物品の下見にも対応する。入札期間は8月1日~7日で、こちらも郵送で希望価格を記載し、郵送(書留または簡易書留)で受け付ける。

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