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習志野・阿武松部屋の阿武剋関、春場所で幕内初の2桁白星

場所前に稽古に励む阿武剋関(白まわし)

場所前に稽古に励む阿武剋関(白まわし)

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 大相撲春場所が9日から23日まで大阪で開かれ、阿武松部屋(習志野市鷺沼5)の阿武剋関が10勝5敗で幕内昇格後初の2桁勝利を収めた。

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 モンゴル出身、2000(平成12)年5月5日生まれの阿武剋関(本名はバトジャルガル・チョイジルスレンさん)。モンゴルの相撲コンテストで日本への留学枠を獲得し、神奈川県小田原市の相撲部に入部。卒業後は日本体育大学へ進学した。2022年11月の全国学生選手権で優勝し、学生横綱に。

 2023年の11月場所で初土俵は幕下15枚目格付け出し、昨年3月場所は西幕下2枚目で5勝2敗の成績を上げ、初土俵から3場所で新十両のスピード入幕。その後、9月場所で、前頭14枚目で幕内デビュー。11月の九州場所では9勝6敗の成績で幕内昇進後初の勝ち越しを果たしたが、今年の初場所では7勝8敗と負け越していた。

 今場所は、2日目の機敏に動いた翠富士関、3日目の粘りを見せた明生関を、それぞれ落ち着いて寄り切る相撲を見せ、初日から4連勝。5日目獅司関との対戦で土俵際に追い詰めるも投げを打たれた際に足が土俵から出てしまい初黒星を喫した。その後7日目から3連敗することもあったが、10日目から白星を積み重ね、千秋楽で白熊関を寄り切り10勝し、2桁勝利となった。

 幕内昇格後初の2桁勝利について阿武剋関は「皆さんの応援のおかげで今場所2桁勝つことができた。来場所は今より番付があがることになるが、変わらず2桁勝てるよう頑張りたい」と意気込みを見せる。

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