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阿武松部屋、大相撲初場所に向け稽古 阿武咲「優勝目指す」

朝稽古に励む阿武松部屋の力士

朝稽古に励む阿武松部屋の力士

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 1月14日に初日を迎える大相撲初場所を控え、阿武咲関が所属する阿武松部屋(習志野市鷺沼5)で力士たちが稽古に励んでいる。

ぶつかり稽古をする阿武咲関(白まわし)

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 同部屋では初場所に向けて阿武松親方の指導の下、勝った相手に取り組みをその場で申し込む「申し合い」や同じ相手と続けて取る「三番稽古」などの取り組み型の稽古や、土俵の端から相手を押し出す「ぶつかり稽古」などで汗を流した。途中、親方が回し姿で力士に胸を貸しながら指導することも。

 初場所を西前頭14枚目でスタートする阿武咲関は「昨年は初場所で優勝争いに絡んだが、その後休場したり、体調管理などで苦しんだりして、本当に勉強になった年でもあった。今年の初場所では優勝を目指しつつ、三役復帰やその先を目指すためにも、まずは目の前のことに一つ一つ集中して、一番一番に魂入れて取り組んでいく」と話す。

 注目してほしい弟弟子について、「十両の勇磨(ゆうま)はだんだん体が大きくなってきた。(先場所の7勝8敗について)十両に上がってすぐは相手が大きく見えてしまいがちだが、初場所は慣れてくるだろうし、本当に力はついている。何よりまだ上にいける逸材。あとは本人の頑張り次第」と話す。「幕下なら付け出しで入ってきた阿武剋(おうのかつ)。学生横綱の実績通りの力もあるし、自分で考えられるので、すぐ上がってくるのでは。自分も負けてられないし、一緒に切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」とも。

 阿武剋さんは「今年の目標は十両昇進して、少しでも幕内に近づいて習志野の皆さんに応援してもらえる力士になること」と抱負を述べた。

 阿武咲関は「本場所後の巡業でファンの方と話しサインなどで交流する中で、相撲を取れる感謝の気持ちを確認することできた。今年も力士としての限りある時間を意識しながら、年始めの大事な場所を習志野の皆さんに良い相撲を皆さんに見せられるよう一生懸命頑張りたい」とファンに向けてコメントする。

 阿武松親方は「阿武咲は返り三役を目指すのはもちろん、昨年自分が部屋についてから初めて勇磨が関取になったので、今年はもう一人関取を部屋から出したい。幕下の二本柳には稽古の強さを本場所で発揮して十両を目指してほしい」と期待を寄せる。「今年も習志野市のイベントに部屋として参加するので、市民の皆さんにも知ってもらって、応援してもらえたら」と市民に応援も呼びかける。

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