「やよい落語会」が3月23日、東習志野コミュニティセンター(習志野市東習志野3)で開催される。
東習志野図書館で「やよい落語会」 小圓鏡さん「ライブ感楽しんで」
東習志野図書館(東習志野3)が毎年主催する同イベント。昨年2月に親子向けの落語イベント「親子で落語会」を開催したが、大人向けとしてはコロナ禍後初となる。
落語を披露する月の家小圓鏡(つきのやこえんきょう)さんは1973(昭和48)年生まれで、千葉県松戸市出身。2001(平成13)年6月、月の家圓鏡に前座名「かがみ」として入門。2004(平成16)年11月に「鏡太」と改名し二つ目に昇進した。2016(平成28)年3月に2代目「月の家小圓鏡」を襲名し真打ちに昇進、2019年に千葉県指定有形文化財「旧鴇田(ときた)家住宅」(実籾2)で落語を披露するなど、長年にわたり習志野市内で落語会を開いている。
小圓鏡さんは「津田沼には中学生の時にイトーヨーカドーのアニメイト(現モリシア津田沼)に行ったり、20代の頃には駅北口のなりたけ(船橋市前原西)にみそラーメンを食べに来たりしていた。習志野市では当時の藤崎図書館(閉館)の館長からメールでお願いされたことがきっかけで落語を披露させてもらえることになり、そこから縁を頂いて谷津図書館、新習志野図書館、東習志野図書館など長い間習志野で落語をさせてもらっている」と話す。「落語は聴くだけではなく、表情や所作を含めて楽しめるもの。まだ落語に触れたことない方、特に若い方に落語のライブ感を楽しんでほしい」とも。
東習志野図書館の草間由美子館長は「師匠の、来場した客とのやり取りなど演目の話になった時の聴衆を引き込む力はすごい。特に時代小説が好きということもあり、江戸の下町の話になった時の雰囲気の表現はさすが。真打ちの落語を身近に感じることができる貴重な機会なので、ぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかける。
上演時間は14時~15時30分。入場無料。3月6日9時から、図書館カウンターか電話で先着順で受け付ける。