見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

習志野の酒販店「張替酒店」で落語会 「のんびり、ぼんやり楽しんで」

春風亭●いちさん(●=七が3つ) 

春風亭●いちさん(●=七が3つ) 

  • 0

  •  

 春風亭●(き)いちさん(●=七が3つ)の落語会が11月11日、習志野の酒販店「張替酒店」(習志野市大久保1)で開催される。

和室に飾られている木堂の掛け軸

[広告]

 きいちさんは2014(平成26年)、春風亭一之輔に入門、2015(平成27)年10月、楽屋入り前座となり前座名「きいち」でデビュー、2019年5月に二ツ目昇進し「きいち」と改名し、現在に至る。2020年にコロナ禍で寄席や落語会が軒並み休業する中、「落語は手拭いと扇子と座布団一枚ありさえすれば、どこでもできる、いつでもできる、すぐできる。これは落語最大の強み」と考え、きいちさんが家庭を訪問し落語を披露する「デリバリー落語」を期間限定で始めるなど行動派でも知られる。

 会場となる同店は創業117年の老舗。店の奥の離れには犬養毅のペンネーム「木堂」名義の掛け軸や栗林忠道が書いた書が飾られている歴史ある和室と庭があり、今回の落語会は、そこが会場となる。

 今回の落語会について、きいちさんは「下見させていただいたところ、大変趣きがあり歴史を感じることができる素晴らしい店。この空間でおしゃべりできるのが楽しみ」と話す。落語については、「落語は知識や教養がないと分からないなんてことは一切なく、堅苦しくも難しくもない。ただ落語家が一所懸命ばかな噺(はなし)をするだけ。そんな噺を、頭を空っぽにしてボーっと聴いてもらえれば。張替酒店のすてきな一室で開く落語会をぜひ、のんびりと、ぼんやりと楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 13時開場、13時30分開演。入場料は予約=2,000円、当日=2,500円。定員は20人。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース