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習志野「タコヤキハナチャン」が閉店へ 「また大久保でたこ焼きを」

タコヤキハナチャン店前で

タコヤキハナチャン店前で

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 習志野のたこ焼き店「タコヤキハナチャン」(習志野市大久保)が7月、建物の老朽化に伴い閉店する。

習志野「タコヤキハナチャン」が閉店へ 「また大久保でたこ焼きを」

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 2021年10月10日に開店した同店のモットーは「小さな〇(えん)からつながる縁」。400円以下の小さなたこ焼きをきっかけに「いろいろな仲間につながり、広がるように」と営業している。たこ焼きは北海道産のオーガニック小麦粉を使い、きめ細かい生地に仕上げ、通常のたこ焼きよりも油を少なめにすることで、冷めてもおいしく味わえるように焼き上げているという。店頭にある昭和の懐かしさ漂う10円ゲームで小学生が遊んでいたり、店主の花沢卓也さんが前職で古着や雑貨を扱っていた経験を生かし、店内にインテリアとして雑貨が並ぶことでも話題を集めていた。

 現店舗の思い出について、「一番の思い出は毎日来てくれる小学生がいること。もう本当に毎日欠かさずに来てくれて。学校が終わってランドセルを置いてから店に来て、たこ焼きやかき氷を食べてくれた。それから『塾行ってきます』『津田沼に遊びに行ってきました』などと報告して、拠点というか家みたいな場所として使ってくれた。15時半から夕方までは子どもの楽園。夜はたこ焼きで一杯やる大人の時間だった」と振り返る。

 閉店の理由や今後について、花沢さんは「建物の老朽化で今後の営業の継続が困難になったため閉店することになった。契約が7月末までで、それまでには店の引き渡しを済ませるので7月のどこかで閉店する。次の出店場所は今、探している。できれば大久保で物件を見つけて、またたこ焼きをみんなに振る舞いたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時30分~20時。

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