八坂神社(習志野市津田沼1)で4月18日、新たに整備を進める社務所・祈祷(きとう)殿の棟上げ式が行われた。
式には二宮神社(船橋市)の宮司が訪れ、総代、氏子、地域住民たちが参列した。木組みが現れ、木が香る建築中の新施設内部に関係者らが並び、祝詞奏上やおはらいが行われ、工事の安全と神社の発展を祈願。宮司が唱える祝詞に合わせて参列者が一斉に拝礼した。境内は多くの人でにぎわい、式後には餅も配られた。
計画のきっかけについて、同社総総代の椎名博信さんは「50年ほどたったプレハブの社務所がかなり傷んでおり、建て替えたいと思った」と振り返る。「老朽化の対応として単に建て替えるだけでなく、神社としてもっとしっかりした形にし、立派な神社にしたいという思いもあった」とも。
新施設は、祈祷を行う空間と社務機能を担うスペースを備える計画。境内の活用も見直し、みこしや太鼓台などを展示できる場づくりも構想しているという。椎名さんは「祈祷殿、事務所を分けて作り、境内ではみこしや太鼓台を展示できるような形にしたい」と話す。
施設の整備に合わせ、御朱印の授与も新たに始める予定で、お札やお守り、破魔矢などの授与品の見直しも進めている。将来的には、昼間に神職が常駐し、授与品の頒布や参拝者対応ができる体制づくりも視野に入れているという。
今回の計画について、設計を担当した木元洋佑さんは「格式が高すぎて入りにくい場所ではなく、誰もが立ち寄れる神社にしたい。公園に隣接する立地を生かし、祭りの時だけでなく、普段から一休みできる場所になることを意識した」と話す。「神社は、まちの中で人が集まる場所の一つ。祈祷殿としての役割を持ちながら、地域の人たちにもいろいろな形で利用してもらえれば」とも。
新社務所・祈祷殿は8月の竣工を予定しており、秋口には祝賀の催しを検討している。