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習志野の大原神社に「花くす玉」250個超 参拝者による毎月の奉納、3年続く

境内を彩る250個以上の花くす玉

境内を彩る250個以上の花くす玉

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 習志野の大原神社(習志野市実籾1)境内に、船橋市在住の齋藤玉枝さんが繊細な折り紙「花くす玉」の奉納を始めて5月で丸3年になる。

習志野の大原神社に「花くす玉」250個超 参拝者による毎月の奉納、3年続く

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 授与所や手水舎、絵馬掛けなど境内の至る所で見かける花くす玉の数は累計250個以上。これらは全て齋藤さんの手によるもの。

 奉納を始めたきっかけについて、齋藤さんは「コロナ禍で自宅で過ごすことが増え、花くす玉作りを始めたところすっかりはまり、自宅に置ききれないほどに。それなら誰かに楽しんでもらえたらといろいろな場所へ寄付した。そのうちの一つが大原神社だった」と話す。「大原神社では花くす玉をとても喜んでくださり、境内へすぐに飾ってくれた。足が不自由な自分の祈願も込めて100個奉納してみようと、毎月奉納することにした」 とも。

 大原神社の権禰宜は「齋藤さんの作る花くす玉は、紙でできているのにとても丈夫。いつまでもきれいな姿を保っているので、もったいなくて交換のタイミングが難しい」と笑顔で話す。

 2021年5月23日には花くす玉の奉納数が100個に達し、この日は権禰宜からお神酒が振る舞われた。約1年間で100個奉納したことに、齋藤さんは大きな達成感を得たという。数が増えるのに従い、花くす玉はフォトスポットへと変化し、写真を撮る参拝者も増えた。 齋藤さんはその写真をSNSなどで見るのが喜びで、100個に達した後も毎月、奉納を続けている。

 「花くす玉をきっかけに参拝者が増え、いつも賑やかな境内になることが、大原神社の神様への感謝と恩返しにつながると信じている。ペースを落としてでも、毎月奉納を続けていきたい」 と齋藤さんはほほ笑む。

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