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習志野のブランドニンジン「彩誉」、初出荷を市長に報告 独自に品種化

「習志野にんじん 彩誉」

「習志野にんじん 彩誉」

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 千葉みらい農業協同組合習志野市園芸部人参(にんじん)部会が5月14日、宮本泰介習志野市長を訪れ、国の指定産地の「習志野にんじん 彩誉(あやのほまれ)」の初出荷を報告した。

宮本市長(前列中央左)と千葉みらい農業協同組合習志野市園芸部人参部会

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 「習志野にんじん 彩誉」は、市の農家とJA千葉みらい習志野支店(習志野市津田沼5)、フジイシード(大阪府箕面市)が試験を重ね品種化したもので、色鮮やかでニンジン特有のクセがなく、糖度が高いのが特徴。

 同部会の会長で、生産と収穫にも携わった廣瀬博和さんは「『彩誉』はフジイシードが習志野に来て、胚芽から農家と一緒に何百種類もある組み合わせから試験を繰り返し、苦労を重ねてできたもの。ソーセージ型の西洋ニンジンと違い、日本ニンジン特有の肩が張ったような三角形の形をして一般のものより大きい。昨年は畑の水分が多かったりして、黒い斑点や腐れが出て大変だったが、今年はいいものを収穫できた」と振り返る。

 「彩誉」のお勧めの食べ方については「甘さが分かる煮物はもちろん、スムージーや生でスライスして食べてもおいしい。珍しいものだと、千切りしたニンジンに辛いスナック菓子をまぶしてマヨネーズとあえるとおいしい酒のつまみになる」とも。

 宮本市長は「まず天候に左右されながらも作ってくださる農家の方には本当にお礼を伝えたい。私も食べたが、ニンジン特有の匂いがなく、ニンジン嫌いの子どもでも食べられると思う。甘くてとてもおいしい。この貴重なニンジンを皆さんに広めて、習志野のブランド品として輝くよう努力したい」と期待を込める。

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