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千葉工大教授の著書「日常の絶景」、テレビ東京でドラマ化

八馬智教授と「日常の絶景 知ってる街の、知らない見方」

八馬智教授と「日常の絶景 知ってる街の、知らない見方」

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 千葉工業大学(習志野市津田沼2)創造工学部デザイン科学科・八馬智教授の著書「日常の絶景 知ってる街の、知らない見方」がテレビ東京でドラマ化された。第1回放映は9月19日。

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 同書は八馬教授が「以前、土木工事の仕事をしていた視点で街の風景を見た時、もやもやした『見られるために作られていない面白いもの』をブログやツイッターで発信していたところ、出版の話をもらった」ことがきっかけで書いた本。「絶景は私たちの日常に隠れている」をコンセプトに、室外機やダクト、通信鉄塔、消波ブロック、ダムなど、都市を形作るもの15個を写真と共に解説している。2021年12月、学芸出版社から出版された。   

 同書を元に、テレビ東京で伊藤万理華さんや石山蓮華さんが会社の同僚役のダブル主演でドラマ化。お台場のガントリークレーン、勝浦の砂防や消波ブロック、埼玉県の滝沢ダムに訪れながら街を観察して巡るストーリー。

 ドラマ化について、八馬さんは「話を頂いた時は小説でもないのになぜかと驚いたが、私が作ってきた『日常の絶景』のコンセプトを、他者がどう表現するのかがとても楽しみだった。第1話を見て、自分では表現しきれないアプローチやストーリーでコンセプトを表現していて、他者にやっていただくことの良さを改めて感じた。プロが撮った映像はとても美しく、素晴らしい仕上がり」と話す。

 同書については、「15個対象物を挙げているが、最初は物体だけに着目しているが最後は街のダムとの関係性を表現して観察のスケールを大きくしていった。最初は能天気に街歩きをしていたら、気が付いたら山奥に連れていかれた、のようなイメージ。発見するとは、『モノ』の見え方が変わること。『モノ』の見方を意図的に変えることはデザインにとって、とても重要なこと。この本やドラマを見た後、『そこにあるけど見ていないモノ』にアンテナを張って見方を変えると、日頃暮らしている街がとても面白くなるので、そこを楽しんでもらえれば」と話す。

 最終回の第3回は10月3日、24時30分から放送。

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