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阿武剋関 惜しくも新十両で初優勝逃す 「来場所で幕内昇進を」

大相撲五月場所で新十両ながら優勝争いをした阿武剋関

大相撲五月場所で新十両ながら優勝争いをした阿武剋関

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 大相撲五月場所で阿武松(おうのまつ)部屋(習志野市鷺沼5)所属の新十両・阿武剋(おうのかつ)関が優勝争いに加わり、健闘を見せた。

阿武剋関 惜しくも新十両で初優勝逃す 「来場所で幕内昇進を」

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 大相撲五月場所で新十両となった阿武剋関は十両十二枚目でスタート。13日目まで12勝1敗で、今年初場所の尊富士(たけるふじ)関以来となる初十両・初優勝の期待が集まったが、14日目に1敗同士の対決となった若隆景(わかたかかげ)関に引き落としで敗れ、惜しくも13勝2敗で優勝を逃した。優勝は若隆景関。

 阿武剋関は「場所前からずっと優勝するつもりで頑張ってきたので、2本負けてしまったなと。来場所は一番上でも十両筆頭。ここで今場所以上の成績を残し、次こそ初優勝して幕内に昇進するつもりで取り組む。今まで、横綱など上位で活躍している力士を目指すべきものとして見て、稽古に取り組んできた。強い力士は、自分にはない強みがある。鶴竜関(第71代横綱)の『頭をつけて、前まわしとって、ちゃんと寄り切る、押し出す』――その形が自分には合っているのかな。極めていけば、そこに行けるかなと思っている」と今後に向けた抱負を話す。

 「最近は土俵に上がった時に名前を呼んでもらうことが増えた。土俵外でも一人の人間としてやるべきことをやっていきたい。最近同世代の力士が優勝(五月場所で幕内優勝した大の里関)や2桁勝利をしているので自分も活躍したい。習志野の方には日頃から応援してもらっているので、それに応えることができる力士になりたい」と意気込みを見せる。

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