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津田沼パルコに「ならしのみやげ」限定ショップ 大学生が地元の店でセレクト

学生スタッフ、倉斗綾子准教授とアドバイザー

学生スタッフ、倉斗綾子准教授とアドバイザー

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 津田沼パルコ(船橋市前原西2)で7月30日~8月1日の3日間、千葉工業大学(習志野市津田沼2)の学生と地域の事業者とのコラボプロジェクト「ならしのみやげ」が期間限定ショップを開いた。

値札や店の紹介POPは全て学生たちの手作り

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 「ならしのみやげ」は同大創造工学部デザイン科学科倉斗研究室に所属する4年生5人を中心に、地域の個人や店とコラボして習志野の良さを発信するプロジェクト。来年2月で閉館が決まっている津田沼パルコから45年間お世話になった地域への恩返しとして、「ならしのみやげ」に声が掛かり今回の出店となった。

出店テーマを「夏の帰省の土産」とし、ワークショップも含めて地元の事業者18店が参加。プロジェクトリーダーの久保さんは「買う時に生活の中での使用イメージが感じられるものを選んだ。2個以上の購入をお願いしており、思わず組み合わせたくなるような商品同士の接続性も意識した」と話す。

 メンバー5人の他、新しく研究室に配属された3年生も手伝い、全員でおそろいの生成りのエプロンを着け、店の装飾も木をふんだんに使った温かみのあるものにした。2日目の昼には、用意していた持ち帰り用の「しまんと新聞ばっぐ」(学生が手作りした新聞紙で作った袋)100枚がなくなるほどの客入りとなった。「SNSで活動を知って来た」という人から、通りかかって寄ってみたら学生が行っていることに驚いた高齢の人まで多様な世代が来店したという。

メンバーや手伝った学生からは「自分が選んだ商品を選んでもらえることに喜びを感じた」「来店した方に説明すると買ってもらえた。コミュニケーションが取れるのがうれしかった」などの声が聞かれた。久保さんは「年度内に今のメンバーで2回ほどの出店を目指しながら、次の学年へプロジェクトの引き継ぎも行っていく予定」と話す。

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