イラストレーター・mocha（もか）さんの展示販売会「mocha展－星しるべ－」が4月4日～7日、モリシア津田沼（習志野市谷津1）オフィス棟多目的ホールで開催される。

　mochaさんは、星空や青空、ノスタルジーからファンタジー、廃虚まで描く風景イラストレーターで、「錆（さび）喰（く）いビスコ」「我が焔炎（ほむら）にひれ伏せ世界」「星影のエール」などの作品を手がけた。2022年にはコニカミノルタのプラネタリアポスターのビジュアルを担当したほか、妙心寺（京都府右京区）にある文化財を6人のクリエーターが表現した妙心寺退蔵院の展覧会「令和妙心寺六景」では、現実に存在しない色で描いた紅葉と退蔵院を表現した「退蔵院紅葉」を制作。2023年に秋葉原で開催した「絵師100人展」には、ヒマワリ畑で空を見上げる少女の「幻虹」などの作品で参加。個人でも2020年の版画展を皮切りに、2022年には台湾で個展「邊境（へんきょう）」を開くなど幅広く活動する。

　作品集に画集「BACKGROUND ARTWORKS」「Empathy」の2作品の他に、背景メーキングをテーマにした「背景作画」もある。

　期間中、小さな橋に腰かけて花火を見る女性の「となりまちのはなび」、廃虚から見える景色を4色で表現した「四景」、水面に写る走る少女と空の広がりの「夕凪（なぎ）」、木漏れ日に照らされた森の中のトンネルの「自然回帰」などを展示する。

　開館時間は11時～18時30分（4日＝14時～、7日＝18時まで）。入館無料。