習志野市在住の音楽家集団「習志野天文部」が4月22日、活動10周年記念コンサート「おとものがたり」をプラッツ習志野市民ホール（習志野市本大久保3）で開催する。

　近所に住む音楽家6人が、本州で129年ぶりに観測された金環日食（2012年5月21日）に集まり、活動を開始したことから「習志野天文部」と名付けた。メンバーは、ピアノ越田美和さん（東京芸術大学卒業）、バイオリン小泉百合香さん（千葉交響楽団）、チェロ松本ゆり子さん（パシフィックフィルハーモニア東京）、ファゴット松本和人さん（元東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団）、ホルン大森啓史さん（千葉交響楽団）、電子楽器の相原耕治さん（湘南工科大学非常勤講師）。

　2014（平成26）年に初となるCD「夜會」をリリースし、ミニコンサートなどを開いてきた。発起人で部長の越田さんは「2020年に2枚目のCDの発売とコンサートを予定していたが、コロナ禍の影響で中止を余儀なくされた。その中で私たちの活動は10年目を迎え、記念に習志野市のホールでコンサートを開きたいと思った」と話す。

　コンサートは3部構成で、第1部は、ビゼー／歌劇「カルメン」より（お話＝野村華苗）、第2部はリムスキー＝コルサコフ／シェエラザードより「III. 若い王子と王女」、ガーシュウィン／ラプソディ・イン・ブルー、第3部は、ラヴェル／マ・メール・ロワ（お話＝野村華苗）。タイトルにある「おとものがたり」に込められた「物語と併せて音楽を楽しんでほしい」という思いから、第1部と第3部は、ナレーションで入る物語と物語に合った音楽演奏の構成になっている。

　14時30分開場、演奏は15時～17時40分。チケットは、18歳以下＝1,000円、大人＝3,000円。