「竹灯籠と舞の夕べ」が9月5日、津田沼一丁目公園(習志野市津田沼1)で開かれた。津田沼一丁目商店会、津田沼一丁目町会、津田沼北部連合町会の共催。
開催に当たり、津田沼一丁目商店会長の杉林さんは「東日本大震災をきっかけに始まったこの催しも、今年で14回目となる。日本でも次々と起こる大地震や豪雨に被災された方々に、この場を借りてお見舞い申し上げるとともに、時には秋の夜長にゆっくりと、日本のふるさとや伝統文化に思いをはせていただけたら」と話した。
開会式では、協働経済部長越川智子さんが「毎年、市内でも類を見ない大人向けのしっとりした夕べを楽しみにされている方も多い。幻想的な時間を味わってもらいたい」とあいさつ。続いて篠笛と和太鼓のユニット「打花打火」によるリズミカルなオープニングで演目が始まった。演奏の間に起こる客席からの拍手に応えるように、二人は力強い音色を奏でた。
津田沼北部連合町会長の鷲見さんは「ここは習志野の玄関で、地域の交流の場としての位置づけでもある。最近ではイオンも新しくなり、何か催しがあれば道行く人が寄ってくれることも。当日は天気の行方が気がかりだったが、晴れてくれてよかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。
ステージショーではハクビ京都きもの学院津田沼教室の生徒による着物ショーも。「帯や小物を工夫することで着こなしを楽しめる」とし、「着物を着ることは日本の伝統文化を知ることにつながる」ともメッセージを発信し、ショーを締めくくった。
夕暮れに合わせ、竹宵の会が用いた竹灯籠に点火が始まると、津軽三味線小山流による東北の民謡3曲のメドレーが披露された。手拍子を誘う秋田県の民謡を最後に客席が盛り上がると、湖口結子さんによる懐かしの曲「秋」「ふるさと」など落ち着いた曲調に移った。
最後の演目は、越中おわら節同好会による「おわら風の舞」。ステージの周りを練り歩き、舞に参加したい人たちも輪に加わった。帰り道の足元を竹灯籠が照らし、「今年初めて見た竹灯籠が美しく、すてきな夕べになった」との感想も聞かれるなど、夏の余韻を感じさせるひとときとなった。