千葉工業大学(習志野市津田沼1)で9月13日、「ふれあい音楽祭」が開かれた。
9月に開催することから敬老会も兼ねる同音楽祭。津田沼北部連合町会が主催する。鷲見高志会長は「町の人々の協力で成り立つ『手作りの音楽祭』。さまざまな楽器が登場する点も好評」と話す。当日は2部制で、習志野市立第五中学校の吹奏楽部員とプロの演奏家による演奏が披露された。
第五中学校吹奏楽部はメドレーを含む8曲を披露。曲ごとに部員が聴きどころを紹介し、踊りや合唱を交えた演奏で会場を盛り上げた。同部のモットーは「歌って走って踊れるバンド」。朝練習は体力トレーニングで始まり、歌って音感を養うソルフェージュにも取り組むという。部長の志村彩那さんは「みんなで温かみのある音を目指している」と「五中サウンド」の特徴を話した。来場し、五中の演奏を聴いた女性は「真っすぐな若者たち。あんな若者の将来はきっと大丈夫」と話していた。
その後、プロ奏者4人が「コンドルは飛んでいく」「春よ、来い」「島唄」など、南米や日本、沖縄の曲を中心に、それぞれの楽器の持ち味を生かせる選曲で全9曲を合奏した。渡辺大輔さんは長さの異なる南米の縦笛ケーナを使い分け、さらにギターやマンドリンも持ち替えて演奏。会場から驚きの声が上がった。ケーナについて、「自分の呼吸が直接、音になる。ごまかしが利かない分、奏でがいがある」と魅力を話す。
習志野で小学校教諭を務めた経験もある河西由香さんは、演奏の合間に地元の話題も交えて会場を沸かせた。藤枝貴子さんは南米のたて琴アルパについて、クラシックハープとの違いや、爪と指で奏でた際の音色の違いなどを紹介した。
同音楽祭初出演のSatomiさんは三線を奏でながら沖縄民謡を歌った。来場した女性は「沖縄のメロディーを聴いて、心が整ったような気分」と笑顔を見せた。「演奏はどれも素晴らしく、楽器や曲の知識を交えた演奏家のトークも面白かった」という声も。