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実籾の「笑心わらころ」が閉店へ 最終日まで感謝の「笑龍展」

「CAFE笑心わらころ」外観

「CAFE笑心わらころ」外観

 京成実籾駅近くの「CAFE笑心わらころ」(習志野市実籾3)が9月5日、閉店する。

店主の永井潤子さん(左)とアーティストはくろさん(右)

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 2022年7月、店主・永井潤子さんが「人生の心残りがないように」と長女の千春さんと共に京成大久保駅近くでオープンした同店。低糖質コッペパンや手作りの総菜が地域住民に親しまれてきた。その後、夜の居酒屋営業や店内でのアート個展開催など幅を広げ、現在の実籾へと移転。地域の人々が立ち寄り、笑顔でつながる交流の場を育んできた。

 今回の閉店は、千春さんが自身の新しい道へ進むことや、永井さん自身が「店という箱」を維持する責任感から一歩踏み出し、新たなステップへ進むための前向きな決断だという。永井さんは「最初は店を手放すことに寂しさもあったが、娘も自分の足で歩み始め、私も枠にとらわれず本当にやりたいことに向かって自由に進めるタイミングだと感じた」と振り返る。

 実店舗は一度クローズするものの、「笑心」という名前やこれまで培ってきた思いは、今後も何らかの形で残し、活用していく考え。今後は、参加者同士が仲良くなれる料理教室や出張料理などの構想をはじめ、裁縫やものづくりなど個人としての活動も広げていく。

 永井さんは「店を愛してくださったお客さまには申し訳ない気持ちもあるが、ここでの経験や縁は全て次に生きる。今までの感謝を込めて旅立ちたい」と晴れやかな表情を見せる。

 大久保の店舗で手伝っていた平野真弓さん(江戸川区在住)は「大久保の時に楽しい日々を送らせてもらった。店がなくなっても、ここで生まれた人の縁はこれからも続いていく」と話し、常連の佐々木弘美さん(柏市在住)は「潤子さんのおいしいごはんでいつも元気とパワーをもらっていた」と感謝を述べる。

 8月20日からは、同店の常連でもあるアーティストはくろさんによる個展「笑龍(しょうりゅう)展」の第3弾がスタートする。はくろさんは「笑心さんとのタイアップから生まれた笑龍展も今回が最後。自分を支えてくれた場所と人への恩返しの気持ちを込め、この場所があったこと、ここで癒やされた気持ちになったことをいつまでも覚えていてほしいという思いで描いた」と話す。

 最終日となる9月5日には、同店から徒歩1分のレンタルスペース「ハッピースペースたまりば」(実籾5)で、はくろさん主催のイベント「龍縁祭」も開催。多くの人が集まり、同店のこれまでの歩みに感謝しつつ、永井さんの新たなスタートを祝う会になるという。

 営業時間は11時~18時。日曜・月曜定休。「笑龍展」は8月20日~9月5日、「龍縁祭」は9月5日(10時30分~16時30分)。

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