谷津干潟自然観察センター(習志野市秋津5)で8月8日から、谷津干潟に住むカニ、貝、ヤドカリなどを水槽で展示する「見て触れる 干潟の生きもの展」が開催される。
夏休みの工作~セミの抜け殻の標本と漂着物を使った2つのアイテム
市のクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)として指定されている同センター。水鳥の生息地を保護するラムサール条約登録湿地でもある谷津干潟に隣接する。
干潟への立ち入りは年数回の観察会に限られており、今回の展示イベントでは干潟の生き物を間近で観察できるようにするほか、カニなどを実際に手に取って触ることができ、レンジャーが生き物の特徴や触り方を案内する。レンジャーの忽那(くつな)さんは「普段は目にすることができない生き物を、子どもたちに身近に感じてもらえれば」と話す。
展示する生き物はレンジャー4人が干潟に入り採取したもの。今回はハゼの仲間のマハゼが初めて展示に加わる。「江戸前の天ぷらで出てくるマハゼが水槽の中で動いている様子を観察できるのも見どころの一つ」だという。
対象は主に低・中学年の小学生で、干潟への出現度合いを示すレア度などを記載した「干潟の生き物カード」をレンジャーが作成し、子どもたちが楽しみながら学べる工夫を施す。時間帯によっては、レンジャーが餌をあげたり水槽を洗ったりする作業を子どもが手伝えることもあるという。
併せて、夏休み期間中ということもあり、子どもが一日楽しめる体験イベントも行う。センター隣の公園で採取したセミの抜け殻を標本にしたり、干潟に漂着したマイクロプラスチックを固めたイヤリングやシーグラス(ガラスのかけらで波にもまれて角が取れたもの)を使ったライトを作ったりすることもできる(標本箱などの材料は購入が必要)。
副所長の永井祐紀さんは「干潟の生き物について知ってもらえる貴重な機会。今後は観察会にも参加してもらい、自然に触れる機会を広げてほしい」と呼びかける。
開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。入館料は19歳以上=450円、65歳以上=300円(18歳以下は無料)。平日は1人、休日は2人のレンジャーが来館者を迎える。8月23日まで。